あの扉ひらくまで。ゆくのだ。

木製の椅子ユリカの日記。2013年は「やりたいことならしっかりと。」(facebookはシマダユリカで。そちらの方が更新してます)

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2010/10/29 [Fri]

10月あれこれ その3(芸術の秋編)

■1日@新宿「借りぐらしのアリエッティ」
アリエッティ_01

ジブリ作品には無意識のうちに音楽も期待してしまっているのだな、と気がついた。映画って音楽で作品の奥行きがずいぶんと変わってしまう。久石譲ってすごいと改めて思ってしまった。その点において、こちらの作品は惜しい感じ。最後の歌、日本語にしなくてもよかったんじゃないかなぁ。とかね。とはいえアリエッティはかわいかったし、お父さんはめっちゃかっこ良かったし、今までのジブリキャラにはなかったしょうくんの病みっぷりもよかった。あんな顔と口調であんなひどいこと言われたらたまんない。きゃ。あっという間におわったちいさな世界のちいさな、かわいいお話しでした。



■9日@吉祥寺美術館「草間彌生 ワタシというナニモノかへの問い」
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版画作品のみだったので、草間さんの展示のわりには疲れなかった。以前ペインティング作品の展示に行った際にはくらくらぐらぐら疲労困憊で帰ってきたので覚悟していったんだけど、無用な心配だった。

次の言葉に胸がつまった。今なお情熱をもってたたかい続けるその姿勢に脱帽。いくつになってもどこまでいっても、自分のあこがれを追い求めていきたいんだ。だけどそれは簡単なことじゃない。この、強さがほしい。

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人生の只中での私の芸術へのあこがれ。

もっと、もっと努力して、創造への果てしない原野をふみしだいて、
力の限り斗(たたか)いぬきたいと、一瞬の時さえも、惜しいのだ。

はっとおもいかえして、自分が苦しい年月を重ねてきたことに気づいて、

一そう人間とは何か、「愛」とは何か。「生」と「死」とは何か。

といった、ことについて、今まで以上に斗わねばならないと決心している。

創造へのプロセス 「草間彌生 永遠の現在」より
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■17日@千葉 裏千家お茶会
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裏も表もよくわからないまま、というかどのような集まりかもよくわからないまま友人に連れられて裏千家のお師匠さんのご自宅へ。そこで薄茶、濃茶、野点をいただく。お作法は友人のお母様がこっそり教えてくれた。意味不明でめんどうにみえる動作にもひとつひとつ意味がある。かたちだけまねして体裁を取り繕おうとしてもまったく頭に入らないし、なんだかこそばゆい気分になってしまいそうだが、その動作の意味を理解した上でならばきちんと出来るものなのね。お作法を味わいながらお手前を味わう。そこから日本の美意識を味わうってことにつながっていく。とてもよい時間を過ごさせて頂いた。着物でいけばよかったなぁ。あ、掛け軸は千利休の「妙」でございました。びびりました。ご自宅に、千利休。。。



■21日@銀座ポーラミュージアムアネックス「マティスJazz展」
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アンリ・マティス晩年の傑作といわれている挿絵本『ジャズ』を観に銀座へ。サーカスがモチーフになっている切り絵の版画作品全20点の展示だ。一つの壁の前にカウンターが設置されていて、座りながら鑑賞できるようになっていた。JAZZリミックスがかかっていて、音による高揚感もある。一枚一枚に躍動感と緊張感が凝縮されている上に、本として作成されているから次の一枚へと続くストーリーとリズムがある!これは1曲1曲をつないでいってひとつの世界を作り上げるライブとおんなじじゃないか!まずはこの曲でギリギリまで張りつめた緊張感を作り出して、ここではぽーーーーん!と跳ね上がって、そして上へと広がる開放感を・・・みたいな。まさかマティスでそれを感じられるとは思わなかったのですごーく興奮した。最高の展示でした。長居しちゃったな。



■23、24日@神楽坂セッションハウス『不思議な場所』
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ダンスカンパニー「マドモアゼル・シネマ」による家・家族をテーマにしたダンスシアターを観に神楽坂へ。クラシックバレエ以外のダンスの舞台は初めて。ものすごく、ものすごく感動した。なんででしょう、舞台が始まってダンサーが登場してしばらくはずっと涙をこらえなきゃいけなかった。すばらしいものを見せつけられた時の涙ってなんなんだろう。嬉し泣き?衣装も音楽も舞台美術も素晴らしく、なによりダンサーの皆さんが最高でした。身体ひとつで感動を与えることができるなんて。鍛錬の先にしか生まれ得ない、削ぎ落とされ研ぎすまされた圧倒的ななにか。たぶん情熱と呼べるもの。わたしの求める感動はそこにあるんだということを、改めて実感した。それを追い求めるひとの力強さと美しさにうち震えたよ。

「マドモアゼル・シネマ」のメンバーのひとり大島菜央さんは、先日MOJO GROOVEで共演したSUNDRUMのダンサー。以前からエムザワが「すごいダンスをするコがいる!」と興奮していたのです。MOJO GROOVEではしっかり観れなかったから今回の公演に行けてよかった。結局2日間通ってしまいました。2日間観たことで、舞台は生き物なんだということも感じられて得した気分。次回公演を楽しみに待とう!


てなわけでいろんなものに感動した秋でした。







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